補聴器の両耳装用

補聴器は両耳につけることで、よりバランスよく自然に聞くことができます。補聴器の両耳装用のメリットについてご説明します。

補聴器の両耳装用とは

人間の聴覚では、左耳からの音情報は主に右脳に、右耳からの音情報は主に左脳に伝達されます。
そして、左脳と右脳にバランスよく音情報が届くことで、左右の脳が協力してすぐれた能力を発揮します。

たとえば、多少騒がしい場所でも、周囲のさまざまな音の中から話し相手の声を識別できるというのもその一例です。
そんな脳の働きを生かすためにも補聴器を両耳につけることは有効です。
また、目を例にとると、左右どちらかの目だけでは、距離感がつかめず歩きにくいばかりか、片方だけに極端な負担がかかるので疲れやすくなります。
耳についても同様で、より快適な聞こえを得るためには、左右でバランスよく聞くことが大切です。

両耳装用のメリット

補聴器を両耳につけると、片耳につけた場合に比べてどんなメリットがあるのでしょうか。

①騒音の多い場所での言葉の聞き取りを改善します。

②音量を小さめに設定でき、耳への負担やストレスを軽減できます。

③音量を小さく設定できるので、ハウリング(ピーピー音)の発生を少なくします。

④片耳だけではCICタイプなど小さなサイズの補聴器が使えない場合でも、両耳に装用することで補い合うことができるので、使えるようになる場合もあります。

⑤音の方向感覚がつかみやすくなり、後方から接近してきた車の音に気づくことができるなど、日常生活の中での危険を回避することにもつながります。

⑥音の広がりや奥行きが増し、立体感のある豊かな聞こえを楽しむことができます。