一般的に、補聴器は「聴力に合わせて足りない音を大きくする」
一方、集音器は「すべての音を大きくする」
聞こえにくくなったと言っても、女性の声が聞こえにくかったり、電話の着信音が聞こえにくかったり、
聞こえにくさは一人ひとり異なります。
そのため、聴力によって大きくするべき高さの音が異なります。
また大きな音をさらに大きくするとうるさく感じてしまいます、そのため大きな音は必要以上に大きくしないよう制限を掛けることも必要です。
以下図のように、補聴器はこのような目的の機器ですが、集音器の多くは音を一律に大きくし、大きな音もさらに大きくしてしまい、雑音がうるさい、ことばがきこえづらい、ということが起こります。
日本聴覚医学会でも、集音器は会話を聞くための機器ではありません、難聴の人が会話を聞くために使う携帯用の機器は補聴器とすることが薬機法で決められています、と謳われています。