よくあるご質問 - 補聴器の機能・種類など

最新鋭のデジタル補聴器には、どのようなものがありますか?

最新デジタル補聴器は、周囲の音環境を全自動で分析します。
ボリューム操作や話し声の調整、さらには、つねに変化する雑音までも抑制。
臨場感あふれる音楽を楽しみたい方のために、専用プログラムも搭載しています。
これにより、さまざまな生活スタイルに応じた最適な聞こえが提供できるようになりました。

ただし、補聴器を装用したからといって、聴力が低下する前とまったく同じようになるとは限りません。
補聴器の限界をしっかり理解したうえで、上手につきあっていく姿勢が何よりも大切です。

補聴器の中には、コンピュータで調整できるものもあるのですか?

デジタル補聴器は、パソコンや持ち運びできる端末機器などのコンピュータを使って調整しています。
補聴器をお使いになる方の聴力や環境に合わせて調整しますので、短時間でより細かく、より柔軟に調整することが可能です。

補聴器はいくらぐらいするのですか?

デジタル補聴器には、5万円程度から40万円を超えるものまで、様々な価格帯の製品があります。
補聴器に備えられているそれぞれの機能が、ご自分の生活にどのようなメリットをもたらしてくれるのか。
この点をきちんと把握し、器種を選択されることをおすすめします。
高額な補聴器には、当然それ相応の機能が搭載されていますが、自分にとって必要な機能を備えた補聴器を予算の中から選ぶことが、快適な補聴器を得るための近道といえます。

聞こえはお金には変えられないものですから、納得がいくまで聞き比べ、ご希望とご予算をスタッフに伝え、相談しながら決めることをおすすめします。

補聴器は値段が高いと思うのですが?

補聴器はより自然でクリアな音質を提供するために、先進技術を駆使して開発された、精密な医療機器です。
補聴器の開発には、多額な費用と時間、そして人の力が必要です。
そして、一人ひとりの聞こえの程度に合わせて調整するため、調整に必要な技術料も価格には含まれています。
使う人に満足できる聞こえを提供するためには、優れた製品と確かな調整技術が欠かせません。

補聴器の価格には、そうした製品開発に必要な費用と、製品の性能を最大限に引き出す調整技術の費用が含まれています。
補聴器を使うことで、より充実した毎日を手に入れることができるとしたら、それはお金にかえられないものかもしれません。

デジタル補聴器とアナログ補聴器はどこが違うのでしょうか?

デジタル補聴器とアナログ補聴器の違いは、音の処理の仕方の違いです。

アナログ補聴器は、音をそのまま電子信号として扱って処理し、増幅します。
一方、デジタル補聴器は音声信号をデジタル信号に変換し、補聴器内のコンピュータマイクロチップで騒音抑制、語音強調、ハウリング抑制などの信号処理を行い、言葉の聞き取りやすさを向上させます。
現在は、デジタル補聴器が主流になり、一人ひとりの「聞こえ」に、より柔軟に対応できるようなりました。

デジタル補聴器の寿命は何年くらいですか?

平均的な寿命は4、5年ですが、お手入れをきちんと行うことで、平均より長く使用している方もいます。
精密機器である補聴器は汗やホコリを嫌いますので、長持ちさせるためにも、自分でできる毎日のお手入れに加えて、定期的にクリーニングや点検を受けるようにしてください。

補聴器はどんな難聴にも有効なのですか?

補聴器は性能の向上に伴い、多くのケースで聞こえを補えるようになりましたが、難聴の種類や程度によっては、聞こえを補えないものもあります。
まずは耳鼻科医にご相談されることをおすすめします。

補聴器だけでは聞こえにくいこともあるのではないですか?

聞きたい音が遠くにある場合や、邪魔する音がある場合は、周辺機器を使用して補聴器に直接音を入力する方が聞き取りやすくなります。
便利な周辺機器については以下をご覧ください。

補聴器と集音器は何が違うのですか?

補聴器は薬事法に定められた「管理医療機器」のため、効果や安全性など厳しい基準をクリアしています。
一方で集音器は医療機器ではないため、このような基準がありません。
また、補聴器は使う人の聞こえに合わせた調整をするのに対して、集音器はそうした調整が出来ません。