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きこえに配慮した住まいづくり:部屋別にできる工夫とポイント

家具の配置や音の響き方、照明などを少し工夫することで、家の中での会話がしやすくなることがあります。ご本人だけでなく、ご家族みんなが快適に過ごせる住環境づくりのポイントをご紹介します。
公開済み 2026-09-11,
更新 2026-09-11
読み終わるまで 3 分
きこえの健康
きこえに配慮したリビングルームでテレビを見る家族

ご自宅での音の響き方

音の響き方と補聴器の聞こえ方を考える

きこえに配慮した住まいづくりでは、まず、部屋の中で音がどのように響いているかに目を向けてみましょう。

補聴器を使用していても、周囲の雑音や音の反響、話す人との距離、家具の配置などによって、会話の聞き取りやすさは変わることがあります。

たとえば、タイル張りの床や大きなガラス窓、物が少ない壁など、硬い面が多い部屋では音が反射しやすくなります。

一方、カーペットやカーテン、クッション、布張りの家具などは音の反響を抑えるのに役立ちます。

  • きこえに配慮した住まいづくりでは、脳や身体に余計な負担をかけることなく、必要な情報を得られる環境を整えることが大切です¹。

    自宅でこうした環境を整えるには、家具や座席の配置、部屋のレイアウトなどを少し工夫することから始められます。

こうした素材を取り入れることで、部屋の中の音が響きすぎるのを抑え、会話を聞き取りやすい環境づくりにつながります。

また、家具の配置も大切です。向かい合って座ることができれば、声だけでなく、唇の動きや表情、しぐさなども会話の手がかりになります。

大がかりなリフォームをしなくても、部屋の音の響き方や家具の配置を少し見直すことで、ご本人にもご家族にも会話しやすい環境をつくることができます。

きこえについて気になったら、お気軽にご相談ください

ご本人だけでなく、ご家族からのご相談も承っています。お子さまやご家族と安心して会話を楽しめるよう、一人ひとりに合ったご提案をいたします。
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部屋ごとにできる、きこえの工夫

自宅で会話を聞き取りやすくする工夫

家の中でも、リビング、キッチン、寝室など、場所によって音の環境は異なります。それぞれの部屋で取り入れやすい工夫をご紹介します。

リビング

リビングは、家族が集まり、テレビを見たり会話をしたりすることが多い場所です。
音の反響を抑え、お互いの顔が見えやすい環境をつくることで、会話がしやすくなります。
  • 布製品を取り入れる

    じゅうたんやカーテン、布張りの家具などは、音の反響を抑えるのに役立ちます。
  • お互いの顔が見えるように座る

    円形やU字形など、できるだけお互いの顔が見える配置にすると、表情や唇の動きも確認しやすくなります。²
  • 動かしやすい椅子を選ぶ

    回転椅子や軽い椅子なら、話している人の方向へ体を向けやすくなります。²
Hearing aids allow you to gather the whole family to watch tv together
家族との会話を楽しむためにも、きこえやすい環境づくりが大切です。

キッチン・ダイニング

食事の時間は、家族との会話を楽しむ大切な時間です。一方で、キッチンでは換気扇や食器洗い、調理家電など、さまざまな音が発生します。

できる範囲で周囲の雑音を減らすことで、食卓での会話が聞き取りやすくなることがあります。

  • 家電の音に配慮する

    家電を買い替える際は、静音性も選ぶポイントのひとつにしてみましょう。必要に応じて、防振マットなどを活用する方法もあります。
  • 家電を安定した状態で設置する

    洗濯機や乾燥機、冷蔵庫などは、正しく設置することで振動音を抑えられる場合があります。²
  • キッチンからの音を意識する

    リビング・ダイニングとキッチンがつながっている間取りでは、調理中の音が会話の妨げになることがあります。大切な話をするときは、換気扇やテレビなどの音をできるだけ減らすのもひとつの方法です。
きこえに配慮したキッチンで料理をする母と娘
ちょっとした工夫で、キッチンやダイニングが会話のしやすい、リラックスできる場所になります。

寝室

寝室は、1日の終わりにゆっくり過ごす場所です。補聴器を使用している方は、補聴器を外した後のことも考えて環境を整えておくと安心です。
  • 補聴器の置き場所を決める

    補聴器や充電器、電池などは、毎日同じ場所に置く習慣をつけると、紛失防止にもつながります。
  • 就寝時の音環境を整える

    周囲の生活音などが気になる場合は、寝室の環境を見直してみましょう。
  • 振動や光で知らせる機器を活用する

    補聴器を外している時間帯には、音だけでなく、振動や光で知らせる目覚まし時計や通知機器が役立つ場合があります。
寝室のテーブルに置かれている、ワイデックスの補聴器の充電器
補聴器の充電やお手入れをする場所を決めておくと、毎日の習慣にしやすくなります。

仕事部屋

自宅で仕事や勉強をする場合は、できるだけ静かな場所を確保すると、オンライン会議や電話での会話に集中しやすくなります。
  • 騒音の少ない場所を選ぶ

    キッチンやテレビの近く、人の出入りが多い場所を避けて作業スペースをつくりましょう。
  • 音の反響を抑える

    カーテンやじゅうたん、布製の家具などを取り入れると、室内の音の反響を抑えるのに役立ちます。
  • 必要に応じて間仕切りを使う

    パーテーションなどを使って、生活スペースと作業スペースを分ける方法もあります。
Navigate business conversations effortlessly with the clarity provided by hearing aids.
静かな環境を整えることで、会話が聞き取りやすくなります。

照明もコミュニケーションの大切なポイント

顔が見やすい明るさを意識する

会話では、声だけでなく、相手の表情や唇の動き、しぐさなども大切な手がかりになります。

そのため、きこえにくさがある方との会話では、相手の顔が見やすい明るさを確保することも大切です。

特に、唇の動きや表情を手がかりにしている方にとっては、顔に影ができにくい照明環境がコミュニケーションの助けになります。

照明を工夫するときは、次のポイントを意識してみましょう。

  • 顔が見やすい位置に照明を配置する

    まぶしすぎたり、顔に大きな影ができたりしないようにしましょう。
  • 逆光を避ける

    明るい窓を背にして話すと、顔が暗く見え、表情や唇の動きが分かりにくくなることがあります。
  • 明るさを調整できる照明を使う

    調光機能のある照明や複数の照明を組み合わせると、時間帯や過ごし方に合わせて明るさを調整できます。

    ご家族が話しかけるときにも、できるだけ相手の正面に回り、顔を見せてから話し始めることを意識すると、コミュニケーションを取りやすくなります。

暮らしをサポートする便利な機器

聴覚補助機器を活用する

最近では、音だけでなく、光や振動、スマートフォンへの通知などを利用して情報を伝える機器もあります。 補聴器を使用している方はもちろん、補聴器を外している時間帯の生活をサポートする方法としても活用できます。 

聴覚補助機器

アラートや通知を知らせてくれます。
  • 光で知らせる

    インターホンが鳴ったときにスマートライトが点滅するように設定しましょう2
  • インターホンの通知機器を活用する

    インターホンが鳴ると受信機が音を検知し、スマートフォンに通知する機器があります。²
  • スマート家電

    スマートフォンやタブレットへの通知を利用して状況を確認できます。
ソファに座ってラップトップのアラートに対応する男性
スマートフォンなどと連携する機器を活用すると、来客や大切な通知にも気づきやすくなります。

テレビ・スマートフォンをもっと楽しむ

テレビや音楽、電話なども、補聴器や周辺機器を活用することで聞き取りやすくなる場合があります。
  • テレビの音を補聴器で聞く

    対応する補聴器では、専用のテレビアクセサリーなどを使って、テレビの音声を補聴器へ届けられるものがあります。
  • スマートフォンと補聴器を接続する

    対応する補聴器では、Bluetoothを利用してスマートフォンの通話や音声を補聴器で聞けるものがあります。
  • 字幕を活用する

    テレビや動画配信サービスなどの字幕機能を利用すると、音声と文字の両方から内容を確認できます。

    ※利用できる機能や必要なアクセサリーは、補聴器のメーカーや機種、スマートフォンなどによって異なります。

スマートフォンの通知に対応する友人たち
身近な機器を上手に活用して、会話や音楽を楽しみましょう。

小さな工夫から始めてみましょう

暮らしやすい環境を一緒に考えてみませんか

きこえに配慮した住まいづくりに、必ずしも大がかりなリフォームが必要なわけではありません。

カーテンやじゅうたんで音の反響を抑える、テレビをつけたまま大切な話をしない、お互いの顔が見える位置に座る、照明を見直すなど、すぐに始められる工夫もあります。

ご自身のきこえが気になる方はもちろん、ご家族のきこえについて心配されている方も、お気軽にお近くのブルームへご相談ください。

きこえについて気になることがある方は、

お近くのブルームへお気軽にご相談ください。お一人おひとりのきこえや生活に合わせて、補聴器選びをサポートします。
出典

1 AudiologyOnline:Universal Design for Hearing:Considerations for Examining Hearing Demands and Developing Hearing Friendly Workplaces https://www.audiologyonline.com/articles/universal-design-for-hearing-considerations-862 

2 American Academy of Audiology:Home Modifications for Hearing Loss : https://audiologists.org/resources/hearing-wellness/home-modifications
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