A:聞こえにくさのある方が、聞き取りやコミュニケーションに適応していくための支援です。¹
補聴器を装用すると、それまで聞こえにくかった生活音や周囲の音が入ってくるようになります。そのため、最初は「音が多く感じる」「今までと聞こえ方が違う」と感じることがあります。
補聴器を使い始めた後の聞こえ方やお困りごとに応じて、補聴器から聞こえる音に少しずつ慣れていけるようサポートします。
日常生活での補聴器の使い方や、聞き取りやすくするための工夫などをお伝えしながら、無理のないペースで新しい聞こえ方に慣れていけるよう支援します。²
補聴器を適切に使用しながら、増幅された音に少しずつ慣れていきます。
補聴器を初めて使用したときは、自分の声や食器の音、紙の音、外を走る車の音などが以前より大きく感じられることがあります。
日常生活の中でさまざまな音を経験しながら、無理のない範囲で慣れていきます。
補聴器の装着方法や操作、お手入れ、電池交換や充電など、日常的な使い方を確認します。
必要に応じて、補聴器と組み合わせて使用できる周辺機器や、聞き取りをサポートする機器について説明を受けることもあります。
「音が出ない」「聞こえ方がいつもと違う」といった場合の基本的な確認方法を知っておくことも、安心して補聴器を使い続けるために大切です。
聞こえにくさがあると、会話の場面で疲れたり、聞き返すことをためらったりすることがあります。
そのため、「相手の正面に座る」「周囲の雑音を減らす」「大切な内容は確認する」といったコミュニケーションの工夫をお伝えします。
ご本人だけでなく、ご家族にも話し方や環境づくりについて知っていただくことで、会話がしやすくなる場合があります。
プログラムによっては、リモートマイクやテレビ用アクセサリー、補聴器アプリなど、聞き取りをサポートする機器を活用することもあります。
たとえば、話している人との距離がある場合や、周囲に雑音が多い場所では、補聴器だけでは聞き取りにくいことがあります。
対応する補助機器を利用することで、話し手の声を補聴器へ届けやすくできる場合があります。
※利用できる機能やアクセサリーは、補聴器のメーカーや機種によって異なります。
A:聞こえにくさや補聴器の使用によって困りごとがある方におすすめです。⁵
聴力や生活環境、困っている場面は一人ひとり異なるため、必要なサポートもそれぞれ異なります。
【補聴器を使用していても、聞き取りに困る場面がある方】
補聴器の調整だけでなく、聞き取りやすい環境づくりやコミュニケーションの工夫を確認します。
補聴器を使い始めた直後は、それまで聞こえにくかったさまざまな音が聞こえるようになるため、新しい聞こえ方に慣れるまで時間がかかる場合があります。実際の生活の中で使いながら調整し、少しずつ慣れていくことが大切です。
研究によると、聴覚リハビリテーションに取り組んでいる補聴器使用者は、そうでない人よりも言葉の聞き取りが良くなり、満足度も高く、補聴器をより継続的に使う傾向があることが分かっています1。
A: 必要な期間は、聴力の状態や使用している機器、生活環境、本人が目標としていることなどによって異なります。
補聴器を初めて使用する方では、日常生活の中で補聴器を使いながら、定期的に聞こえ方を確認し、必要に応じて調整を行います。
大切なのは、「何回相談すれば終わり」と考えるのではなく、ご自身の生活の中で困っていることを確認しながら、必要なサポートを受けていくことです。
補聴器をつければ、すぐにすべての言葉が以前と同じように聞き取れるとは限りません。
そのため、
「この音は何の音なのか」
「どんな場所で聞き取りにくいのか」
「どのような使い方をすると会話しやすいのか」
などを確認しながら、補聴器を生活の中で活用していくことが大切です。
また、聞き取りにくい場面があれば、補聴器の調整が必要な場合もあります。
補聴器を無理なく使い続けるためには、専門スタッフと相談しながら、ご自身のペースで少しずつ慣れていきましょう。