サポートメニュー

専門家に聞く:補聴器に慣れるためのトレーニングとは?

補聴器から聞こえる音に少しずつ慣れ、日常生活での聞き取りやコミュニケーションをサポートする取り組みです。どのようなことを行うのか、どのような方に役立つのかを分かりやすくご紹介します。
公開済み 2026-09-04,
更新 2026-09-04
読むのに要する時間 3
きこえの健康
ラップトップのビデオ通話で聴覚リハビリテーションを受けているカップル。

Q:補聴器に慣れるためのトレーニングとは?


A:聞こえにくさのある方が、聞き取りやコミュニケーションに適応していくための支援です。¹

補聴器を装用すると、それまで聞こえにくかった生活音や周囲の音が入ってくるようになります。そのため、最初は「音が多く感じる」「今までと聞こえ方が違う」と感じることがあります。

横から見たワイデックス スマート RIC 補聴器を装着した男性。補聴器の小ささがよくわかります。
補聴器を使いながら、日常の会話を通して少しずつ新しい聞こえ方に慣れていきます。

補聴器を使い始めた後の聞こえ方やお困りごとに応じて、補聴器から聞こえる音に少しずつ慣れていけるようサポートします。

日常生活での補聴器の使い方や、聞き取りやすくするための工夫などをお伝えしながら、無理のないペースで新しい聞こえ方に慣れていけるよう支援します。²

お近くの店舗をさがす

Q:どのようなサポートがあるのでしょうか?

A:いわゆる「聴覚リハビリテーション」は医療機関で行うものですが、販売店で行えるサポートとして、下記があります。
  • 1.

    補聴器などの機器に慣れる

    補聴器を適切に使用しながら、増幅された音に少しずつ慣れていきます。

    補聴器を初めて使用したときは、自分の声や食器の音、紙の音、外を走る車の音などが以前より大きく感じられることがあります。

    日常生活の中でさまざまな音を経験しながら、無理のない範囲で慣れていきます。

  • 2.

    補聴器の使い方を身につける

    補聴器の装着方法や操作、お手入れ、電池交換や充電など、日常的な使い方を確認します。

    必要に応じて、補聴器と組み合わせて使用できる周辺機器や、聞き取りをサポートする機器について説明を受けることもあります。

    「音が出ない」「聞こえ方がいつもと違う」といった場合の基本的な確認方法を知っておくことも、安心して補聴器を使い続けるために大切です。 

  • 3.

    コミュニケーションの工夫を身につける

    聞こえにくさがあると、会話の場面で疲れたり、聞き返すことをためらったりすることがあります。

    そのため、「相手の正面に座る」「周囲の雑音を減らす」「大切な内容は確認する」といったコミュニケーションの工夫をお伝えします。

    ご本人だけでなく、ご家族にも話し方や環境づくりについて知っていただくことで、会話がしやすくなる場合があります。

プログラムによっては、リモートマイクやテレビ用アクセサリー、補聴器アプリなど、聞き取りをサポートする機器を活用することもあります。

たとえば、話している人との距離がある場合や、周囲に雑音が多い場所では、補聴器だけでは聞き取りにくいことがあります。

対応する補助機器を利用することで、話し手の声を補聴器へ届けやすくできる場合があります。

※利用できる機能やアクセサリーは、補聴器のメーカーや機種によって異なります。 

Widex Moment Sheer 補聴器を装着した女性が、Widex TV Play に接続して補聴器に直接音を届けています。
聞き取りをサポートする補助機器には、テレビ用アクセサリーやリモートマイク、補聴器アプリなどがあります。

Q:どんな人におすすめですか?

A:聞こえにくさや補聴器の使用によって困りごとがある方におすすめです。⁵ 

聴力や生活環境、困っている場面は一人ひとり異なるため、必要なサポートもそれぞれ異なります。

  • 【初めて補聴器を使う方】
    補聴器から聞こえる音に慣れながら、日常生活の中で使い方を身につけていきます。
  • 【補聴器を使用していても、聞き取りに困る場面がある方】

    補聴器の調整だけでなく、聞き取りやすい環境づくりやコミュニケーションの工夫を確認します。

Q:補聴器に慣れるための練習は必要ですか?

補聴器を使い始めた直後は、それまで聞こえにくかったさまざまな音が聞こえるようになるため、新しい聞こえ方に慣れるまで時間がかかる場合があります。実際の生活の中で使いながら調整し、少しずつ慣れていくことが大切です。

研究によると、聴覚リハビリテーションに取り組んでいる補聴器使用者は、そうでない人よりも言葉の聞き取りが良くなり、満足度も高く、補聴器をより継続的に使う傾向があることが分かっています1

Q:どのくらいの期間がかかりますか?

A: 必要な期間は、聴力の状態や使用している機器、生活環境、本人が目標としていることなどによって異なります。

補聴器を初めて使用する方では、日常生活の中で補聴器を使いながら、定期的に聞こえ方を確認し、必要に応じて調整を行います。

大切なのは、「何回相談すれば終わり」と考えるのではなく、ご自身の生活の中で困っていることを確認しながら、必要なサポートを受けていくことです。

きこえについて気になったら、お気軽にご相談ください

ご本人だけでなく、ご家族からのご相談も承っています。お子さまやご家族と安心して会話を楽しめるよう、一人ひとりに合ったご提案をいたします。
店舗検索・来店予約

Q:耳鳴りにも役立ちますか?

A:耳鳴りが気になる場合は、耳鼻咽喉科に受診、ご相談ください。
Stay actively engaged in family activities and outings, fully experiencing the joys of togetherness and shared adventures, thanks to the clarity provided by hearing aids.
日常の会話を重ねることも、新しい聞こえ方に慣れていくための大切なステップです。

Q:新しく補聴器を使い始めた人には、どのようなメリットがありますか?

補聴器をつければ、すぐにすべての言葉が以前と同じように聞き取れるとは限りません。

そのため、

「この音は何の音なのか」

「どんな場所で聞き取りにくいのか」

「どのような使い方をすると会話しやすいのか」

などを確認しながら、補聴器を生活の中で活用していくことが大切です。

また、聞き取りにくい場面があれば、補聴器の調整が必要な場合もあります。

補聴器を無理なく使い続けるためには、専門スタッフと相談しながら、ご自身のペースで少しずつ慣れていきましょう。

お気軽にご相談ください

専門スタッフが、きこえの状態や生活環境に合わせて、補聴器の調整や使い方をサポートします。
出典

1 Trends in Amplification:‘Adult aural rehabilitation: what is it and does it work?’, (June 2007) https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC4111411/ 

2 Audiology Research:‘Technologies and auditory rehabilitation beyond hearing aids:An exploratory systematic review’ (July 2025)  https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/40700223/ 

3 Seminars in Hearing:‘Evidence-based interventions for adult aural rehabilitation: that was then, this is now.’ (February 2019),. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30728650/ 

4 Plural Publishing:‘Foundations of aural rehabilitation:Children, adults, and their family members’, (2022): https://www.pluralpublishing.com/publications/foundations-of-aural-rehabilitation-children-adults-and-their-families?srsltid=AfmBOoo-v6nC3UhW2PxxLCdbHIzdJPkw3XVfgpP4z9zxRk7bVQdOamgT 

5 American Journal of Audiology:‘American Speech-Language-Hearing Association clinical practice guideline on aural rehabilitation for adults with hearing loss’, (May 2022): https://www.scribd.com/document/773026407/Aural-Rehabilitation-Clinical-Practice-Guideline-Development-Panel-Et-Al-2022-American-Speech-Language-Hearing 

6 Ear and Hearing:Auditory training supports auditory rehabilitation: a state-of-the-art review (July/August 2020): https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31613823/ 

7 The Hearing Journal:‘What is adult aural rehabilitation and why pursue it?’, (December 2022): https://journals.lww.com/thehearingjournal/fulltext/2022/12000/what_is_adult_aural_rehabilitation_and_why_pursue.8.aspx

お近くの店舗をさがす

来店予約

お問い合わせはこちら

お問い合わせ
ブルームジャパンの地図。

お近くの店舗をさがす