家族の関わりが重要な理由
ご家族やご友人がきこえの相談を予約したとき、「一緒に行った方がいいのだろうか」と迷う方もいるでしょう。
可能であれば、一緒に付き添うことをおすすめします。
初めて相談を受ける方は、不安や緊張を感じることがあります。
信頼できる人がそばにいるだけでも、安心して相談しやすくなります。
また、ご家族は日頃の様子をよく知っているため、
など、ご本人が気付いていない変化を伝えられることがあります。 こうした情報は、ご本人に合った提案を考えるうえで役立ちます。
家族のサポートと補聴器の導入
ご家族やご友人が相談に同席することは、心の支えになるだけではありません。
研究では、家族と一緒に相談を受けた方は、一人で相談を受けた方よりも補聴器を取り入れる割合が高いことが報告されています2。
相談中は、
など、ご家族のサポートが、ご本人の安心や納得につながります。
補聴器は購入して終わりではなく、調整を重ねながら使っていくものです。そのため、ご家族も一緒に理解を深めることが大切です。
きこえの相談って何をするの?
まずは現在のきこえの状態や生活の様子、困っていることなどについて確認します。
ご家族は、普段の生活の中で気付いた変化を伝えることができます。
例えば、「テレビの音量が大きくなった」「聞き返しが増えた」といった情報は、ご本人の状況を把握するうえで役立ちます。
必要に応じて、補聴器などの選択肢について説明があります。
ライフスタイルや生活環境、ご本人の希望に合わせて、一緒に最適な方法を検討します。
ご家族だからこそ気付ける情報も、補聴器選びの参考になります。
家族ができるサポート
相談に付き添う前に、ご本人がどのようなサポートを望んでいるのか確認しておきましょう。
「質問を一緒にしてほしい」「説明をメモしてほしい」という方もいれば、「自分で話したいので、必要なときだけ手伝ってほしい」という方もいます。
事前に希望を聞いておくことで、ご本人も安心して相談に臨めます。
大切なのは、ご本人の代わりに話すのではなく、必要な場面で支えることです。
ご家族が相談に同席すると、きこえの状態や補聴器について一緒に理解を深められるため、その後の生活でもサポートしやすくなることが研究で示されています。
ご本人の意思を尊重しながら、協力する姿勢で関わりましょう。
相談へ踏み出すきっかけに
ご家族やご友人がきこえの相談を先延ばしにしているなら、やさしい声かけがきっかけになるかもしれません。
「一緒に相談へ行こう」 「私も付き添うから大丈夫だよ」 このように伝えることで、不安が和らぐことがあります。
必要であれば、予約を手伝うのもよいでしょう。
ご家族の支えは、ご本人がきこえと向き合う大きな力になります。