執筆:ブルーム マーケティング部 M
「補聴器の値段はわかった。高い補聴器と安い補聴器の違いもわかった。」
……で、結局、自分にはどんな機能が必要なの? いくらくらいの補聴器を選べばいいの?
そう思いますよね?
補聴器の機能がたくさんあることを知って、私も最初は「じゃあ、全部あった方がいいんじゃないの?」と思っていました。
でも、実はそうとも限りません。
家でテレビを見たり、家族と話したりすることが多い人と、仕事で会議が多い人とでは、補聴器に求める機能が違うからです。
そこで今回は、4人の生活スタイルを例に、どんな機能があると便利なのか、価格はどのくらいが目安になるのかを考えてみました。
補聴器選びのポイント
まず考えたいのは、「どこで、誰と、どんなときに、聞き取りやすくなりたいか」ということ。
使いたい場面ごとに、重視したい機能や価格はどう変わるのでしょうか?
4人の例を見ていきましょう。
青山さんは奥さまと2人暮らし。普段は自宅で過ごすことが多く、毎朝・晩のニュースと昼のドラマを楽しみにしています。
外出はそれほど多くありませんが、月に1回ほど通院しています。
「妻との会話をもう少し聞き取りやすくしたい」「テレビの音も聞き取りやすくしたい」というのが、鈴木さんの希望です。
こういう生活スタイルなら、まずは家族との会話を聞き取りやすくするための基本的な性能や、聴力に合わせて音を調整できる性能がポイントになります。
そして、テレビをよく見る青山さんには、こんなアクセサリーもあります。
■おすすめの機能・アクセサリー
■あるとよりよい機能
価格の目安は?
普段、静かな環境で過ごすことが多い方なら、基本的な性能を備えた補聴器が選択肢になります。
両耳で20万~30万円程度が、ひとつの目安です。
「テレビの音をもっと聞き取りやすくしたい」という場合は、テレビアクセサリーを組み合わせる方法もあります。テレビの音声を補聴器に直接届けられるので、ニュースやドラマのセリフを聞き取る際のサポートになります。
*テレビアクセサリーを利用するには、補聴器やテレビが対応しているか確認する必要があります。
花田さんは、友人とのランチや買い物など、外出することが大好き。月に数回は友人とレストランで食事をするのが楽しみです。
でも、ちょっと困っていることがあります。
静かな場所なら会話できるのに、レストランでは相手の話が聞き取りにくいことがあるんです。
周りの人の話し声、食器がカチャカチャ鳴る音、店内の音楽……
確かに、レストランって思った以上にいろいろな音がしていますよね。こんな場所では、ただ音を大きくするだけでは、周囲の雑音まで大きくなってしまいます。
そこで役立つのが、雑音を抑えたり、会話相手の声を捉えたりする機能です。
■おすすめの機能
■あるとよりよい機能・アクセサリー
価格の目安は?
レストランなど、騒がしい場所で会話する機会が多い方には、雑音を抑える機能や周囲の音環境に合わせて音を処理する機能などが充実した補聴器が選択肢になります。
両耳で40万~60万円程度がひとつの目安です。
「せっかく友人と食事に行くなら、会話も楽しみたい!」
そんな花田さんには、AIを活用した機能を搭載した補聴器や、リモートマイクなどのアクセサリーも検討してよさそうですね。
会社員の音羽さん。仕事では会議や取引先との打ち合わせが多く、休日には友人との会食も楽しんでいます。
1対1なら会話できるけれど、複数人が参加する会議はちょっと大変。
右側の人が話したと思ったら、今度は左側の人。その次は向かいの人……。
「今、誰が何を言った?」と、話についていくことに一生懸命で、会議の内容をしっかり考えたいのにとても疲れてしまう…
そんなお悩みがあるようです。
これは、先ほどの花田さんとは、また違った困りごとですね。
音羽さんの場合は、複数の方向から聞こえる会話や、次々と変わる話し手の声を捉える機能がポイントになります。
■おすすめの機能
■あるとよりよい機能・アクセサリー
会議や取引先との打ち合わせなど、聞き逃せない、聞き返すのが難しい場面が多い方には、話す人や方向が次々と変わる環境でも会話を捉えやすくする機能や、周囲の環境に応じて音を細かく調整する機能などが充実した補聴器が選択肢になります。
こうした機能・性能を重視する場合、両耳で60万円以上がひとつの目安です。
さらに、会議など特定の人の声をより聞き取りやすくしたい場合は、リモートマイクなどのアクセサリーを組み合わせる方法もあります。
鳴海さんは音楽を聴くのが大好き。
外出時にはスマートフォンを持ち歩き、家族や友人との通話や動画も楽しんでいます。
「補聴器をつけたまま、スマホの通話や音楽も聞けたら便利なのに・・・」
実は、できるんです。
Bluetooth接続に対応する補聴器なら、スマートフォンとワイヤレスで接続して、通話や音楽などの音声を補聴器で聞くことができます。
■おすすめの機能
「スマートフォンとつながる補聴器って、やっぱり高いの?」と思うかもしれませんが、実はそうとも限りません。
Bluetoothなどの接続機能を備えた補聴器は、両耳で20万円台からがひとつの目安です。
ただし、すべての補聴器がスマートフォンと接続できるわけではありません。
「通話をしたい」「音楽を聴きたい」「動画を楽しみたい」など、使いたい機能を確認して選ぶことが大切です。
💡 ワンポイントアドバイス
音楽を楽しみたい方には、自然な音の再現を追求しているワイデックスも選択肢のひとつです。音楽の聞こえ方には好みもあるので、実際に試聴して比べてみるのもいいですね。
※ご紹介した4人は架空の人物です。価格帯は生活スタイルに応じた参考例であり、実際に適した補聴器や価格は、聴力の状態、メーカー、製品、必要な機能などによって異なります。アクセサリー代は含みません。
機能と価格の関係
4人の例をご紹介しましたが、いかがでしたか?
家族との会話、レストランでの食事、仕事の会議、スマートフォンでの音楽鑑賞。同じ補聴器でも、使いたい場面によって重視したい補聴器の機能も、価格の目安も違いますよね。
ただし、「この機能が欲しいなら、必ず○万円」というわけではありません。メーカーや製品によって、機能や性能、価格は異なります。
そして、高い補聴器が、必ずしも自分にとって一番よい補聴器とは限りません。
……結局、またここに戻ってきましたね(笑)
でも、補聴器の価格や機能について知れば知るほど、大切なのは「自分に合っているかどうか」なんだな、と思います。
まずは、「どんな場面で聞こえにくいのか」「どんなことをもっと楽しみたいのか」を考えてみてください。
そして、ぜひその希望をブルームのスタッフに聞かせてください。
きこえの状態や生活スタイル、ご予算に合わせて、一緒に補聴器選びを考えていきます。
補聴器の価格シリーズ|もっと知りたい方へ
この記事を書いた人
ブルーム マーケティング部 M
補聴器専門店ブルームのホームページやLINE運用などを担当。入社前は補聴器についてほとんど知らなかった人。自分が疑問に思ったことや、初めて知って驚いたことを皆さんにわかりやすくお伝えします。
専門監修
ブルーム 教育部 O
認定補聴器技能者
補聴器の販売現場での経験を経て、現在は社内スタッフの教育・研修や教材制作を担当。専門的な内容も、できるだけシンプルに、わかりやすくお伝えできればと思っています。