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専門家に聞く:難聴のある人に「言うべきこと」と「避けるべきこと」

言葉の選び方はとても大切です。特に、難聴のある人と会話するときはなおさらです。ここでは信頼を育みながら前向きに支えるためのコミュニケーションのポイントをわかりやすく解説します。
公開済み 2025-10-30,
更新 2026-03-04
読むのに要する時間 2
難聴
ジムの友達が難聴について話す

Q:難聴について会話を始める最良の方法は?

A:難聴について話すときは、指摘や批判ではなく、寄り添う姿勢を伝えることが何より重要です。目的は相手を追い詰めることではなく、安心して話せる環境をつくることです。

声のトーンは穏やかに、表情や態度も柔らかく保ちましょう。可能であれば、相手の顔が見えやすく、周囲の雑音が少ない環境を選びます。

真正面から詰めるように座るよりも、隣に座って同じ方向を向きながら話すほうが、心理的な負担を減らせることもあります。

いきなり「最近聞こえていないよね」と切り出すのではなく、「最近、テレビで見たんだけど・・・」といった一般論から入ると自然です。また、「私もこの前、聴力チェックを受けてみたよ」と自分の体験を共有する方法も有効です。自分ごととして話すことで、相手も構えずに耳を傾けやすくなります。

ジムの女性の肖像画補聴器
Through the use of hearing aids special moments between mother and daughter are created
さらに、加齢性難聴は誰にでも起こり得る自然な変化であること、早めのチェックが生活の質を守ることにつながるという基礎知識を持っておくと、落ち着いて会話ができます。きこえに関する正しい知識に裏打ちされた言葉は、相手に安心感を与えます。

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Q:難聴のある人に言ってはいけないことは?

A:否定や決めつけにつながる表現は避けましょう。

内容だけでなく、話し方や態度も同じくらい重要です。

たとえば、大声で怒鳴るように話すことは避けてください。

相手が聞こえづらいからと言って、怒鳴るように話すと、かえって不快感や萎縮を招くことがあります。

避けたいこと

  • 大声で怒鳴るように話す

    相手が聞こえづらいからといって大声で怒鳴ると、かえって不快感や萎縮を招くことがあります。

  • 相手を責める言い方をする

    「ちゃんと聞いて」「何度も言わせないで」といった言葉は、相手を責める印象を与えます。 難聴は注意力や理解力の問題ではありません。
  • 否定的なイメージと結びつける

    「年だから仕方ない」「鈍感」「注意力不足」といった決めつけは避けましょう。

心がけたいこと

  • 自然な声で、ゆっくり、はっきり話す

    少しゆっくりと、はっきりと話すことを心がけましょう。 口元が見えるようにし、必要であれば言い換える、短い文で区切るなどの工夫も効果的です。
  • 前向きな表現を選ぶ

    「聞き取りにくかったら言ってね」 「もう一度ゆっくり言うね」 相手が安心して伝えられる言葉を選びましょう。
  • ✓ 一緒に考える姿勢をもつ


    大切なのは原因を決めつけることではなく、 「どうすればお互いにもっと話しやすくなるか」を一緒に考えることです。

Q:聴力測定を受けてもらうにはどうすればいいの?

A:健康管理の一環として、前向きに提案することがポイントです。 聴力測定は、痛みを伴わない簡単な測定です。きこえの状態を客観的に知ることで、必要に応じた対策を早めに考えることができます。

「視力検査や血圧測定と同じように、定期的な健康チェックとして受けてみない?」と伝えると、特別なことではなく自然な習慣として受け止めてもらいやすくなります。また、「受けてみたら思ったより安心できたよ」といった身近な体験談は、不安をやわらげる助けになります。

何よりも大切なのは、「心配しているのは責めたいからではなく、これからも一緒に楽しく過ごしたいから」という気持ちをきちんと伝えることです。

きこえを整えることは、会話の楽しさや社会参加を支える前向きな一歩です。その価値を丁寧に共有しましょう。 

Couple having a nice and casual time at home thanks to hearing aids

Q:本人が難聴を認めない場合はどうすればいいの?

A:焦らず、相手のペースを尊重することが大切です。

難聴の変化を受け入れるには、時間がかかることも少なくありません。そのため、強く説得しようとするのではなく、「健康チェックのひとつ」として気軽に提案する方法が有効です。

Watch tv with loved ones wearing hearing aids

たとえば、「最近テレビの音が少し大きめかなと思って」「電子レンジの音に気づきにくいことはない?」など、具体的な場面をやさしく伝えると、自分自身で気づくきっかけになることがあります。

重要なのは、相手の自尊心を守ることです。難聴は誰にでも起こり得る自然な変化であり、早めに対応することで生活の質を維持しやすくなります。

Elderly coup0le watching TV with hearing aids

あなたが理解と忍耐をもって寄り添い続けることで、相手が自分のタイミングで一歩を踏み出せる環境が整います。

支える姿勢こそが、最も力強い後押しになるのです。 あたたかく見守り、焦らずにそばで支え続けることで、相手は自分のタイミングで一歩を踏み出しやすくなります。

無理に背中を押さなくても、そっと寄り添うその姿勢が、いちばんの支えになります。

まずは医療機関での聴力測定、またはブルームの店舗でお気軽にご相談ください。

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