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片耳難聴について

  片方の耳の聴力が低下すると、想像以上に日常生活に影響を及ぼすことがあります。
このページでは
片耳難聴とは?

片耳だけ聞こえにくい」状態とは?

片耳難聴とは、片方の耳だけに起こる難聴のことをいいます。

もう一方の耳が聞こえるため「軽い難聴」と思われがちですが、実際には日常生活に大きな影響を与えることがあります。

「自分は難聴かもしれない」と感じても、どこから始めればよいか分からない方も多いでしょう。

そのような場合は、まず聴力検査を受けることが最初のステップとして最適です。 ただし、難聴が突然起こった場合は注意が必要です。突発性難聴の可能性があり、早急な治療が求められますので、できるだけ早く耳鼻科医にご相談ください。

両耳の重要性

なぜ両耳が必要なのでしょうか?

片方の耳が聞こえにくくても、もう片方がよく聞こえていると「まだ大丈夫」と思い、受診やケアを先延ばしにしてしまう方も少なくありません。

しかし、私たちに耳が二つあるのには大切な理由があります。見た目のためだけではなく、両耳が協力し合うことで、より自然でクリアな音を作り出しているのです。

両耳で聞くことによって、音の方向を正確に判断できるようになり、周囲の状況を把握しやすくなります。これは、安全に生活する上でも、とても大きな役割を果たしています。

原因

問題の根本に迫る

片耳難聴の原因はさまざまで、年齢に関わらず誰にでも起こる可能性があります。発症の仕方も、突然起こる場合もあれば、時間をかけて徐々に進行する場合もあります。
主な原因としては、片耳だけが強い音にさらされること、遺伝的な要因、耳に影響を与える薬の副作用(耳毒性薬剤)、耳垢の蓄積、ウイルスや細菌による感染などが挙げられます。 また、まれに聴神経にできる腫瘍が片耳の難聴を引き起こすこともあります。
サインと症状

片耳難聴のサイン

  • 片耳が聞こえにくい

    片側難聴があると、障害のある側から話しかけられた声が聞き取りにくくなることがあります。そのため、相手に「聞こえやすい方の耳に向かって話してほしい」とお願いすることも少なくありません。

    また、音の方向を判断することが難しくなり、「どこから音がしているのか分かりにくい」と感じることもあります。

  • 耳鳴り

    耳鳴りとは、実際には音がしていないのに耳の中で音が鳴っているように感じる症状のことです。 これは片側性難聴のサインとしてあらわれることが多く、特に聞こえにくい耳の側で経験されるケースが一般的です。
  • めまいやバランス障害

    片側難聴にみられる一般的な症状のひとつに、平衡感覚の乱れがあります。これにより、めまいやふらつきを感じ、まっすぐ歩くことやバランスを保つことが難しくなることがあります。

    これは、耳が「聞こえ」だけでなく、体のバランスを保つためにも大切な役割を果たしているために起こるものです。

これらの症状が見られた場合は、できるだけ早めに医師の診察を受けることが大切です。
右耳のみに影響する一側性難聴を示すオージオグラム。
片耳難聴の聴力検査

聴力検査の結果を読み解く

聴力図(オージオグラム)は、人の聴力を視覚的に表すもので、さまざまな周波数(音の高さ)で聞こえる最も小さな音のレベルをグラフに示したものです。

片耳の難聴がある場合、左右の聴力に大きな差が表れます。片方の耳は正常な聴力を示す一方で、もう片方の耳は一定の聴力低下が見られます。

下の聴力図は、その一例です。
青い線(×印)は左耳を示し、正常な聴力が保たれています。
一方、赤い線(〇印)は右耳を示し、高い周波数の音で聴力が低下していることがわかります。

耳を健康に保つために

健康的な生活習慣は、耳の健康を守ることにつながります

 片耳の難聴を完全に防ぐ方法はありませんが、リスクを減らすために日常生活でできる工夫はいくつかあります。  
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  • 大きな音から耳を守る

    コンサートの大音量やイヤホンでの強い音楽、また工事や建設現場などの大きな騒音に長時間さらされると、少しずつ聴力に負担をかけ、将来的に聞こえを損なう可能性があります

    リスクを減らすためには、大きな音の環境にいる時間をできるだけ短くすること、そして必要に応じて耳栓などの耳を守る道具を使うことが大切です。

  • 健康的なライフスタイルを維持する

    喫煙を控え、薬は医師の指導に従って正しく使用し、血圧や血糖値をきちんと管理すること。 こうした日々の健康習慣は、耳の健康を守り、きこえを維持するためにとても大切です。
  • 定期的に聴力検査を受ける

    定期的に聴力検査を受けることで、聞こえの低下を早めに発見し、対策につなげることができます。
    また、現在の聴力が良好かどうかを確認するためにも、医療機関で聴力検査を定期的に受けておくことをおすすめします。  
対処

解決するには

片耳の難聴は、その原因によって最適な治療法が異なります。 たとえば、耳垢がたまって聞こえにくくなっている場合には、専門家が耳垢を取り除くことで聴力を回復できることがあります。

また、ウイルスや細菌による感染が原因であれば、抗ウイルス薬・抗生物質・ステロイドなどで治療を行うことがあります。

一方で、片耳の難聴が永久的に改善できない場合もあります。その場合には、まずは一度、 耳鼻咽喉科の先生にご相談ください。

ご存じですか?

どこから音がしているのか判断する

「音源定位」と呼ばれる仕組みによって、私たちの耳は音がどこから来ているのかを判断するために協力して働いています。

脳は、左右の耳で受け取った音の強さや届くタイミング、わずかな違いなどを比較しながら、音の方向や位置を正確に判断しているのです。

専門家のアドバイス

バランスを保つためのはたらきです

定期的な運動は、心と体の健康を保つだけでなく、バランス感覚や協調性を高める効果があります。これは、片側難聴によって生じやすいバランスの不安定さを和らげるのにも役立ちます。

たとえば、ヨガや太極拳といったゆるやかな運動は、体への負担が少なく、安定性を高めるためにおすすめです。

片耳難聴:よくある質問

あわせてこちらもご覧ください

感音性、伝音性、混合性難聴を比較し、それぞれの原因を示すイラスト。

難聴の種類

難聴は、あらゆる年齢、性別、背景を持つ人々に影響を及ぼす可能性があります。難聴にはさまざまな種類があり、根本的な原因によって特徴付けられます。また、難聴を分類する方法もさまざまです。
両耳で聞く能力(両耳聴)と音の方向感知への利点を説明するイラスト。

両耳難聴について

両方の耳に起こる難聴を「両側難聴」といいます。左右で同じくらい聞こえにくくなることもあれば、片方の耳の方が強く進むこともあります。
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突発性難聴について

ここでは、突発性難聴の主な原因やサインなどについてご紹介します。

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