補聴器は、私にとってよき相棒であり体の一部です。
補聴器をつけると、ぼやけていた周りの景色が鮮明になり、鮮やかに彩られるように感じます。耳に入ってくる音の種類や幅が増えて、かつ、ハッキリすることで、見えている景色まで変わるような感覚があります。
近年、ワイヤレスイヤホンが普及して、耳に何かをつけていることがそう珍しい光景ではなくなってきました。ところが、補聴器に対して「高齢の方がつけるもの」「目立って恥ずかしい」「扱いが難しそう」というイメージは、まだまだあるのではないでしょうか。
もし「あまりよく知らない・馴染みがない」ということが、補聴器への抵抗感のきっかけになっているのだとしたら、それはすごく勿体ないな、と思います。
つけることで「世界はこんなに音に溢れているんだ」と思わせてくれる補聴器。大切な人の声が聞こえて、世界と自分を繋いでくれる存在。補聴器のことを当事者として発信していくことで、世の中の補聴器理解が一歩でも二歩でも進んだら嬉しいなと思います。