補聴器を使い始めた直後からすべてがもとの状態になる、というよりも、補聴器を通して入ってくる音に脳が少しずつ慣れていくことで、多くの場面で音がよりはっきり、大きく聞こえると感じるようになるでしょう。
また、実は聴力が正常な人でも、騒がしい場所や小さな声では聞き取りにくいことがあります。
補聴器を使っている方も同じで、「どんな場面でも完璧に聞こえる」わけではありません。
補聴器の音に慣れていくにつれて、きこえのQOLが向上するでしょう。
A:補聴器は、軽度難聴から高度難聴まで幅広く対応します。
聴力レベルや生活スタイルに合わせて、様々なデザインや機能の補聴器が用意されています。
「まだそこまで困っていない」と感じる段階でも、 早めに相談することで選択肢が広がることがあります。
A:補聴器が聴力の変化そのものを止めるわけではありませんが、生活への影響を軽くする助けになります。
補聴器を継続的に装用することで、脳が常に活性化され、長期的にきこえを支えることができます。
近年の研究では、きこえへの適切な対応が、認知機能の低下リスクを抑える可能性があることも示唆されています。
脳を活発で刺激的な状態に保つための一つの考え方として注目されています。
しかし、多くの人が抱える加齢や長年の騒音、内耳の損傷によって起こる感音性難聴は、自然に元に戻ることは難しいとされ、多くの場合、補聴器が現実的で続けやすい選択肢となります。
重度の聴力低下では補聴器だけでは十分でない場合もあり、人工内耳やその他の外科的治療が検討されることもあります。
外耳の形成異常や一側性難聴などでは、異なる種類の補聴機器が必要になる場合もあります。
大切なのは、「どの方法が正解か」を一人で判断しないことです。
きこえの状態だけでなく、どんな場面で困っているのか、どんな生活を送りたいのかまで理解したうえで、耳鼻咽喉科や補聴器の専門家に相談することが、最適な選択につながります。