音の通り道が遮断される難聴で、外耳や中耳のトラブルによって音が内耳に届かなくなる状態を指します。
*内耳の役割*
内耳は音を電気信号に変換して脳へ伝える役割を担います。この経路が何らかの原因で妨げられると、音が聞こえにくくなります。
伝音性難聴の症状は原因によって異なりますが、以下のようなサインが現れます。
伝音性難聴では低音域中心の聴力低下以下の特徴が見られます。
伝音性難聴を見分けるには、以下の2つの聴力検査を行います。
・気導聴力検査*記号の見方*
・赤い “O” :右耳の気導
・青い “×” :左耳の気導
難聴に悩んでいる場合は、まずは耳鼻咽喉科医にご相談ください。
伝音難聴と診断された場合、さまざまな治療法があります。耳垢がたまっただけの場合や耳の中に異物がある場合は、取り除くだけで聴力は回復します。伝音難聴の他の原因には手術が必要な場合があり、聴力が回復しない場合は補聴器がもきこえのサポートとして優れた方法です。