サポートメニュー
祖母は聴力の改善に感謝しながら、自撮りで微笑んでいる。

加齢性難聴について

年を重ねてると、耳の機能は少しずつ変化し、難聴を引き起こすさまざまな影響を受けやすくなっていきます。
このページでは
加齢性難聴とは?

年齢を重ねるにつれて耳は

加齢性難聴は「老人性難聴」とも呼ばれ、その名称はギリシャ語の presbys(「年長」)と akousis(「聴覚」)に由来しています。

この難聴は、内耳にある有毛細胞が損傷し再生しないことによって起こり、不可逆的な変化といわれています。

加齢性難聴は、加齢とともにゆるやかに進行するのが特徴で、特に高い音を聞き取りにくくなり、通常は両耳にあらわれます。進行が緩やかなため、初期の段階では気づきにくいこともあります。

きこえに不安を感じる方は、早めのチェックが安心につながります。補聴器専門店ブルームにぜひお気軽にご相談ください。

原因

問題の根本に迫る

年齢を重ねると、少しずつ聞こえが変化していくことがあります。

これは自然なことですが、騒がしい音を長年浴びてきたことや、耳の中にある小さな有毛細胞が減ってしまうことなど、いくつかの要因が重なって起こるため、理由をひとつにしぼって説明するのはむずかしいのです。

一番多い原因は内耳の変化ですが、人によっては中耳や脳へつながる神経の変化が関係していることもあります。とはいえ、これはあまり多くはありません。

また、加齢による難聴は遺伝の影響を受けることもあり、完全に防ぐことができない場合もあります。 ただし、「必ず起こるもの」ではなく、生活習慣や環境を工夫することで、聞こえを守る助けになることもあります。

難聴の原因には、このほかにもいくつかの要素があります。

パートナーの近くに立って補聴器を見せている女性。
  • 大きな音

    音が耳に入ると、まず鼓膜がふるえ、その動きが小さな耳の骨を伝わり、さらに内耳の小さな毛のような細胞(有毛細胞)が反応します。

    でも、大きな音を長いあいだ聞き続けると、この細胞が少しずつ傷ついてしまい、聞こえにくさにつながることがあります。

  • 耳の感染症

    耳の感染症は子どもに多く見られますが、大人でも起こることがあり、放っておくと聴力に影響を与えることがあります。

    適切なお薬で治療することで、感染を抑え、聞こえを取り戻せる場合があります。

  • 耳垢の蓄積

    耳垢は、本来耳を守り、健康を保つ大切な役割をしています。
    しかし、たまりすぎてしまうと聞こえに影響が出ることがあります。

    そのようなときは耳垢除去 が役立ちますが、ご自身で無理に取ろうとせず、専門家に相談するのが安心です

  • その他の医療問題

     耳の健康も 糖尿病や高血圧、肥満 などの体の状態によって影響を受けることがあります。 全身の健康を整えることが、耳の健康を守ることにもつながります。
サインと症状

加齢性難聴のサイン

65歳以上の方のおよそ3人に2人(66%)が、何らかの聞こえの悩みを抱えているといわれています。

以下の質問の多くが当てはまる場合、まずは耳鼻咽喉科や専門家のチェックを受けてみましょう。

補聴器を装着した少女とそのおばあちゃんの肖像画。
  • 2人以上が同時に話すと、聞き取りにくく、取り残されたように感じることはありませんか?
  • ご家族や友人から「テレビや音楽の音が大きすぎる」と言われたことはありませんか?
  • 電話の相手の声がこもっていて、はっきり聞こえにくいことはありませんか?
  • 騒がしい場所では、会話が聞き取りにくくてイライラすることはありませんか?
  • 会話中に、よく相手に「もう一度言ってください」とお願いすることはありませんか?
加齢性難聴の聴力検査

聴力検査の結果を読み解く

加齢による難聴は、主に高い音が聞き取りにくくなるのが特徴です。 たとえば、鳥のさえずりや子どもの声といった高音が聞きづらくなります。

この難聴は多くの場合、両耳に同じようにあらわれます。

聴力検査では、高い周波数から低い周波数にかけて少しずつ下がる「傾斜型」と呼ばれるパターンが示されることが一般的です。特に、騒がしい場所では言葉を聞き分ける力(語音弁別能力)が下がることがあります。

加齢による難聴を示すオージオグラム。
耳を健康に保つために

健康的な生活習慣は、耳の健康を守ることにつながります

加齢性難聴は「老人性難聴」とも呼ばれ、多くの高齢の方に見られる症状です。
しかし、「年齢のせいだから仕方ない」とあきらめる必要はありません。

実際には、年齢を重ねてもきこえを守り、これからも生活の中のさまざまな音を楽しむために、日常でできる工夫や取り組みがいくつもあります。

  • 大きな音を避ける

    コンサートの大音量やイヤホンでの強い音楽、また工事や建設現場などの大きな騒音に長時間さらされると、少しずつ聴力に負担をかけ、将来的に聞こえを損なう可能性があります。 リスクを減らすためには、大きな音の環境にいる時間をできるだけ短くすること、そして必要に応じて耳栓などの耳を守る道具を使うことが大切です。
  • 健康を第一に

    喫煙を控え、薬は医師の指導に従って正しく使用し、血圧や血糖値をきちんと管理すること。 こうした日々の健康習慣は、耳の健康を守り、きこえを維持するためにとても大切です。
  • 定期的に聴力検査を受ける

    定期的に聴力検査を受けることで、聞こえの低下を早めに発見し、対策につなげることができます。 また、現在の聴力が良好かどうかを確認するためにも、医師による聴力検査を定期的に受けておくことをおすすめします。
対応

解決するには

聴覚は、私たちの健康と暮らしの質を守るうえで欠かせない大切な要素です。 健康な聴覚は、日々の生活で危険から身を守るだけでなく、社会的なつながりを保ち、孤立や気持ちの落ち込みを防ぐことにも役立ちます。

一方で、聞こえにくさを放っておくと、脳への刺激が減り、記憶力の低下や認知症のリスクにつながることもあるといわれています。

だからこそ、聴力の変化を感じたら、早めにケアを始めることが大切です。 

聞こえに関するサポートの方法のひとつが、あなたに合った補聴器を実際に試してみることです。 もし、あなたやご家族が聞こえに不安を感じているなら、一人で悩まずに私たちにご相談ください。

ご存じですか?

薬ときこえの関係

私たちの耳は、体全体と深くつながっている大切な器官です。
そのため、耳に影響を与える薬(耳毒性のある薬)など、聴覚の健康に関わる要因はさまざまあります。

たとえば、1日に8~10種類のお薬を服用している場合、難聴のリスクが高まることが分かっています。

豆知識

女性と男性では「きこえ方」に違いがある?

きこえの低下は、男女ともに年齢とともに一般的に起こるものですが、その現れ方には性別が関係している可能性があります。 研究によると、女性は加齢に伴って高い音は比較的よく聞き取れる一方で、低い音については男性よりも聞き取りにくくなる傾向があることが分かっています。

加齢性難聴:よくある質問

祖父母が熱心に技術を使用しており、聴力改善を楽しんでいる。
オンラインきこえのチェック

オンラインきこえのチェック

きこえが気になったら・・・まずは 無料のオンラインきこえチェックをお試しください。
オンラインきこえのチェック

あわせてこちらもご覧ください

感音性、伝音性、混合性難聴を比較し、それぞれの原因を示すイラスト。

難聴の種類

難聴は、あらゆる年齢、性別、背景を持つ人々に影響を及ぼす可能性があります。難聴にはさまざまな種類があり、根本的な原因によって特徴付けられます。また、難聴を分類する方法もさまざまです。
騒音性難聴を示すイラストで、大きな音が健康な有毛細胞と聴力に与える影響を示す。

騒音性難聴について

コンサートに出かけたり、騒がしい場所で過ごすことが多い方にとっても、騒音による難聴は身近で大切な問題 です。
感音性、伝音性、混合性難聴を比較し、それぞれの原因を示すイラスト。

混合性難聴について

混合性難聴は、3 種類の難聴のうちの 1 つです。外耳・中耳(伝音)と内耳(感音)の両方に障害が同時に起こる状態です。原因や症状、適切な予防・治療法について詳しく見ていきましょう。

最新情報をLINEでチェック!

新商品やお得なキャンペーン、きこえのサポートに役立つ最新情報をお届けします。友だち登録はここから!

お近くの店舗をさがす

来店予約

お問い合わせはこちら

お問い合わせ
ブルームジャパンの地図。

お近くの店舗をさがす