加齢性難聴は「老人性難聴」とも呼ばれ、その名称はギリシャ語の presbys(「年長」)と akousis(「聴覚」)に由来しています。
この難聴は、内耳にある有毛細胞が損傷し再生しないことによって起こり、不可逆的な変化といわれています。
加齢性難聴は、加齢とともにゆるやかに進行するのが特徴で、特に高い音を聞き取りにくくなり、通常は両耳にあらわれます。進行が緩やかなため、初期の段階では気づきにくいこともあります。
きこえに不安を感じる方は、早めのチェックが安心につながります。補聴器専門店ブルームにぜひお気軽にご相談ください。
年齢を重ねると、少しずつ聞こえが変化していくことがあります。
これは自然なことですが、騒がしい音を長年浴びてきたことや、耳の中にある小さな有毛細胞が減ってしまうことなど、いくつかの要因が重なって起こるため、理由をひとつにしぼって説明するのはむずかしいのです。
一番多い原因は内耳の変化ですが、人によっては中耳や脳へつながる神経の変化が関係していることもあります。とはいえ、これはあまり多くはありません。
また、加齢による難聴は遺伝の影響を受けることもあり、完全に防ぐことができない場合もあります。 ただし、「必ず起こるもの」ではなく、生活習慣や環境を工夫することで、聞こえを守る助けになることもあります。
難聴の原因には、このほかにもいくつかの要素があります。
音が耳に入ると、まず鼓膜がふるえ、その動きが小さな耳の骨を伝わり、さらに内耳の小さな毛のような細胞(有毛細胞)が反応します。
でも、大きな音を長いあいだ聞き続けると、この細胞が少しずつ傷ついてしまい、聞こえにくさにつながることがあります。
耳の感染症は子どもに多く見られますが、大人でも起こることがあり、放っておくと聴力に影響を与えることがあります。
適切なお薬で治療することで、感染を抑え、聞こえを取り戻せる場合があります。
耳垢は、本来耳を守り、健康を保つ大切な役割をしています。
しかし、たまりすぎてしまうと聞こえに影響が出ることがあります。
そのようなときは耳垢除去 が役立ちますが、ご自身で無理に取ろうとせず、専門家に相談するのが安心です
65歳以上の方のおよそ3人に2人(66%)が、何らかの聞こえの悩みを抱えているといわれています。
以下の質問の多くが当てはまる場合、まずは耳鼻咽喉科や専門家のチェックを受けてみましょう。
加齢による難聴は、主に高い音が聞き取りにくくなるのが特徴です。 たとえば、鳥のさえずりや子どもの声といった高音が聞きづらくなります。
この難聴は多くの場合、両耳に同じようにあらわれます。
聴力検査では、高い周波数から低い周波数にかけて少しずつ下がる「傾斜型」と呼ばれるパターンが示されることが一般的です。特に、騒がしい場所では言葉を聞き分ける力(語音弁別能力)が下がることがあります。
加齢性難聴は「老人性難聴」とも呼ばれ、多くの高齢の方に見られる症状です。
しかし、「年齢のせいだから仕方ない」とあきらめる必要はありません。
実際には、年齢を重ねてもきこえを守り、これからも生活の中のさまざまな音を楽しむために、日常でできる工夫や取り組みがいくつもあります。
聴覚は、私たちの健康と暮らしの質を守るうえで欠かせない大切な要素です。 健康な聴覚は、日々の生活で危険から身を守るだけでなく、社会的なつながりを保ち、孤立や気持ちの落ち込みを防ぐことにも役立ちます。
一方で、聞こえにくさを放っておくと、脳への刺激が減り、記憶力の低下や認知症のリスクにつながることもあるといわれています。
だからこそ、聴力の変化を感じたら、早めにケアを始めることが大切です。
聞こえに関するサポートの方法のひとつが、あなたに合った補聴器を実際に試してみることです。 もし、あなたやご家族が聞こえに不安を感じているなら、一人で悩まずに私たちにご相談ください。